少し前に世間を賑わせた「老後資金2000万円問題」
普段お金のことを何も考えていない人は、突然のニュースに驚いたことかと思います。
でも、しばらく経って今は忘れているか、何か行動に移そうとは思っていいるものの、結局何も変わらずにいる人が多いような気がします。
そもそも2000万円で足りるのか?
「人生100年時代を生きていくために一般的な生活に必要な資金は、年金の他に2000万円が必要ですよ」
という内容で理解している人が多いと思います。
でも、それは今考えられる平均寿命で考えた数字です。
これからも予防医学は発展していくでしょうし、果たして人生100年時代はいつまで続くと考えられるでしょうか?
20年後には、人生120年時代と言っているかもしれません。
(もちろん、長く健康で生きていくことは良いことです。)
ですから、そもそも2000万円で足りるのかという問題も生じてくるかと思います。
老後って何?
ほとんどの人は、年金をもらい始めたら働かないつもりなのでしょうか?
たとえ年齢的に老後になったとしても、元気なうちは働くべきではないでしょうか?
老後になっても働くことが嫌だと思う人は、
「仕事=我慢の代償」と思っているからではないでしょうか?
だから、一刻も早く働くことから逃れたいのではないでしょうか?
これからの生き方を見直していこう!
意識改革の一つとして、「仕事=我慢の代償」ではなく、
「仕事=自分のやりたいことで楽しいこと」
に変えていくことはどうでしょう?
と言うよりも、そう変わっていくと思います。
今やっている「やりたくない仕事(我慢)」は、そのうちロボットやAIがやってくれます。
ですから、人間は本当にやりたい楽しい仕事をできるようになっていくと思います。
否定意見はあるかとは思いますが、過去の人間の職業を振り返るとわかると思います。
大昔に、映画、音楽、絵画、スポーツなどの職業はありませんでした。
これらは人間が新しい仕事を、次々と作り出してきたものです。
やりたくて楽しい仕事をする人間が増えてきているのです。
ロボットやAIが普及していくことで、
「仕事=我慢の代償」から、「仕事=自分のやりたいことで楽しいこと」へ急速に変えていくことが求められているのかもしれません。
「老後資金2000万円問題」から垣間見えた、問題の本質
問題は、老後になったら働かないとう”固定観念”ではないでしょうか?
その考えを作り上げているのは、現在の「仕事に対するマイナスな考え方」だと思います。
現在の仕事に対する考え方が変われば、「老後資金2000万円問題」も自ずと解決していくような気がします。
テレビなどを見ていると、老後に必要なお金の計算の話ばかり注目されていると思います。
それではいつまで経ってもお金の不安からは逃れられないでしょう。
我々が本当に変えなくてはいけないもの、
それは「仕事に対する考え方」なのではないでしょうか?