我が家では「テレビは1日1時間」という厳しいルールがあります。
うちの子供たちは物心ついた時からのルールなので、愚直に守っています。
たまに、「友達に家は1日中テレビついてるらしいよ!」とか意見を主張してきますが、「よそはよそ。うちはうち。」という気構えで対応しています。
このルールで10年以上やってきましたが、良かったと思うことがいくつかあるので紹介したいと思います。
時間管理ができる
テレビを見る時間はたいてい16時~17時の1時間です。
そして17時から夕食となっているので、時間を過ぎてテレビを見ることができないようにしています。
子供たちが頭を働かせるのは、この限られた1時間をどう有効に使って番組をみるかということです。
もちろんこの時間帯に見たい番組は放送されていないので、録画した番組を見ています。
また、録画した番組を2倍速で見ているため、合計2時間分見ています。
この裏ワザは、誰も教えていませんが勝手に習得していました。
テレビのためなら、子供たちなりに頭を使っているというわけですね。
基準から逆算して動く
16時からテレビの時間のため、それまでに宿題などやることを終わらせなければなりません。
16時という基準から逆算して動く。
「宿題にどれくらい時間を使う」とか、「家庭学習にどれくらい時間を使う」など、頭のなかでスケジュール管理ができています。
これはもはやビジネスマンではないでしょうか?
受け身から脱却
テレビって、どうしても受け身になってしまいますね。
「見たい番組の時間」、「特に興味のないCM」、「ついつい見てしまう見るつもりのない番組」 etc・・・
それを1日1時間というルールを作ることによって、自分たちで「見る時間」、「見たい部分のみ視聴」、「2倍速の裏ワザ」を意識して、録画して見るようになりました。
何も考えなければ受け身になってしまうテレビですが、受動ではなく主動に変わったと思っています。
不必要な番組を見なくなる
1日1時間だと、どうしても見たいテレビに制約がでてくるため、あまり見たくてもいいような番組は見なくなります。
おのずと優先順位をつけているんです。
「何を取って、何を捨てるか?」
この優先順位づけは大人になってからも必要な考え方だと思います。
最後に・・・
子供たちのテレビにたいする執念は物凄いものを感じます。
ジャングルを生きる野生の動物のようです。
子供たちは獲物を取るように本気です。
本気であるからこそ、その「狩り」という能力が磨かれているんだと思います。
子供たちの本気から学ぶいい機会でした。
「テレビは1日1時間」の効果は大きかったです。
ぜひ、試してみてほしいと思います。
大人も効果大だと思いますよ。